iPhoneから削除できるアプリがまた1つ増えた。今はたまに使われるだけのQRコードならびにバーコードスキャナーだ。米国時間2日に行われたアップデートで、Google Chromeにそれらの機能が備わったからだ。このビルトインスキャン機能は、アプリのアイコンを3Dタッチして呼び出すか、そうでなければスポットライト検索で「QR」を指定することで見つけることができる。
これらのショートカットには、単に「Scan QR Code(QRコードをスキャンします)」というラベルがついているだけだが、実際には従来の製品バーコードをスキャンすることもできる。そうすれば対象のアイテムのGoogle検索結果が表示されて、価格やレビューなどをチェックすることが可能だ。
噂にかかわらず、QRコードは完全に死滅したという訳ではない。それどころか、Snapchat 、Kik、およびMessangerといった人気のアプリケーションや、食品ラベルが採用することで、復活を遂げつつある。Amazonさえ、そのプライベートブランドであるベビー用品のElements brandなどに、QRコードを採用している。
とはいえ、それはまだバーコードスキャンアプリを、携帯の中に入れ続けておきたくなるほど頻繁なものではない。
QRコードの普及が限られているため、スマートフォンメーカーたちは、カメラか検索ユーティリティの簡単なアドオンとして実現できる筈のQRコードスキャン機能を、OSへ本格的に統合することに対して躊躇っている。例えばiPhoneのQRコードリーダーは、クーポンや、搭乗券、あるいは入場券などのようなものをスキャンするために、Walletアプリの内側に取り込まれてしまった。それらがQRコードの主要な利用目的として想定されているせいだが、実際には、それらはQRコードの利用方法のサブセットでしかない。
Chromeにスキャン機能をバンドルすることで、他のアプリを使わなくても、より機能的なバーコードスキャナーを手にすることができる。iPhone用アップデートは、既に利用可能だ。
[ 原文へ ]
(翻訳:Sako)