iPhone 5s、普及率10%を越える。5cも好調

iPhone 5sの売上げは実に好調で、iPhone全モデルの利用時間の10%を越えた。モバイル分析会社のMixpanelによる。これは著しい数字であり、消費者はiPhone 5sを、iPhone 5の2~3倍のペースで導入している計算になる。そしてiPhone 5cは、未だにiPhone 5sの後塵を拝しているが、多くの人々が思っているよりも実際には好調だ。

Mixpanelによると、iPhone 5は週に0.25~0.5%の成長だったが、現在iPhone 5sは週当たり0.75~1%の速さで伸びている。これはiPhone 5c導入速度の約3倍だとMixpanelネットワーク経由で集められたデータは語っている ― つまりiPhone 5cの成長はiPhone 5の導入速度とほぼ同じということになる。MixpaneのCEO Suhail Doshiはこれについて「5cはスマートフォン市場の中間層取り込みに関して、妥当な仕事をしている」と言っている。

5sは、未だに飛び抜けて人気の端末である、とMixpanelや他の情報筋は言う。これはAppleの平均販売価格にとって良いニュースである。業界予測によればこれらのデバイスは比較的高い利益率で製造販売されているからだ。そして5cの導入率は、どちらかというと遅咲きデバイスになるだろうという予測と一致しており、今の端末の契約が切れるまで喜んで待てる機械に弱い消費者たちに選ばれていると思われる。

iOS 7の素早い普及に加えて新しいiPhoneモデルの比較的早い立ち上がりと、Appleは全員を同じプラットフォームに乗せるべくすばらしい仕事をしている。それもソフトウェア、ハードウェア両方の最新バージョンについて。これは、これらのデバイスに向けてソフトウェアを開発するデベロッパーにとっても大きな恩恵であると共に、Appleのスマートフォン事業の成長が頭打ちかもしれないとする批判に対する、非常に説得力ある反論だ。真に興味深い数字は、Appleが次の四半期業績を1月末に発表した時に見ることになる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook