Digg、Milk、およひRevision3のファウンダー、Kevin Roseは、最近Google Venuresを離れ、新たなモバイル開発会社、Northを立ち上げた。そして、近々公開される同社初のアプリTiinyの詳細が一部明らかになった。Tiinyの基本的アイデアは、サムネイルサイズの写真とGIFアニメをグリッドに配置した画像を友達のスマートフォンに送り、その画像は24時間後に消滅する、というもの。Instagramのようにフルサイズの画像をスクロールさせるのではなく、Tiinyは、たくさんの友達が今何をしているかを常に一目で見ることができる。
RoseはTechCrunchファウンダーのMichael Arringtonに、アプリは現在iOS App Storeの承認待ちで、ごく近いうちに公開されるはずだと語った。Roseのチームによると彼はまだアプリについてそれ以上話すことができないということだが、時期が来たら本誌でさらに詳しく報じるつもりだ。
実はきのう私は、少しだけアプリを見る機会があり、なかなかいい感じだった。下の写真からある程度想像できるかもしれないが、画面の上部には3列4行からなる写真とGIFアニメのグリッドがあり、下には撮影してシェアするためのボタンがある。同じ画面で複数の画像が動くのを見ることは、新鮮で勢いを感じる。Instagramのような静的なアプリはもちろん、Vineでさえ同時に一つしかビデオを見られないので、Tiinyはそれ以上にチェックするのが癖になるかもしれない。他の公開型あるいはメッセージ型の画像シェアアプリを置き換えたり、直接競合するというよりも、Tiinyは補完的な位置付けを狙っているように思える。
他にもまだ機能があるに違いないが、それは公開まで待たねばならない。
先月本誌が報じたように、Northは特異な戦略を持っている。一つのアプリを作ることに消耗するのではなく、3人程度の小さなチームで、新しいモバイルアプリを3ヵ月毎に公開しようとしている。この方法によってNorthは、アプリを次々と壁に投げ付けては、何がユーザーに定着するかを見ることができる。ソーシャルアプリを開発することが奇跡を起こすことに例えられる今、この多様なアプローチは、Northが誰も望まないものの開発に1年を費やすつもりがないことを意味している。もしTiinyが失敗に終れば、次のアプリに移るだけだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)