スイスのスタートアップ、KeyLemonはIdiap Research Instituteのスピンオフで、ユーザー認証のための顔認識、音声認識テクノロジーを開発している。このほど同社はシリーズAのラウンドで150万ドルを調達したと発表した。
投資家は、スイスの世界的製薬会社、Debiopharm GroupのDebiopharm Investment、スイスの電話キャリヤ、SwisscomのSwisscom Venturesなど。
タブレット、スマートフォンには例外なくカメラとマイクが装備されている。これを利用してKeyLemonは顔、音声認識テクノロジーをさまざまなインターネット・サービスにおけるユーザーの身元確認、アクセス・コントロールに役立てようと努力している。
KeyLemonでは一例としてMOOC(Massive Open Online Courses=多人数公開オンライン講義)における学生の聴講承認、出席確認に利用できるとしている。エンドユーザーとの関係では、KeyLemonのテクノロジーはスマートフォンやタブレットなどのデバイスやチップのメーカー、ISPに提供される他、個別のアプリケーションへのエンベッド、オンライン教育その他大規模なクラウドサービスなどからの利用が見込まれている。
また一般ユーザー向けにフリーミアム版のMac版、Windows版のアプリも公開されている。
〔日本版〕 有料版は1995円から。サポートされる言語は英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ブラジル・ポルトガル語。
[原文へ]
(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)