LEGOは伝統的玩具会社の中でも、モバイルアプリからロボティクスまで最新技術の取り込みに関して常に業界をリードしてきた。同社は、数年前からWWDCで拡張現実(AR)の活用計画について話してきたが、このたびついにAR向けセット8種の発売にこぎつけた。
いずれもHidden Sideと呼ばれる現実とバーチャルの境界をなくそうとする新シリーズの一部で、悪魔にとりつかれた建物を子どもたちがゴーストハンティングアプリを使ってさまよいながら、自分たちの街で起きている奇妙なできごとの謎を探る。
セットの価格は20~130ドルでストーリーの公開とともに体験できるものが増えていく。デジタル部品を採用したことでメーカーは今後の商品開発がやりやすくなるかもしれない。セットを購入していない人もアプリを使ってゴーストの視点からスタンドアロンゲームを楽しむことができる。ただし、もちろん実物のLEGOを持っていた方が楽しみは倍増する。
どのセットも完全な新作で、以前WWDCで見せたものと異なり、ARに対応するために一から作られている。また同社はこの体験を開発するためにARKitやARCoreを使わず、実績のあるVuforia SDKのモデル認識を利用していることも興味深い。
発売は「夏の終わり」の予定で、同時期にアプリもApp StoreとGoogle Playの両方で公開される。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )