今われわれはサンスランシスコのLenovo Tech Worldイベント会場にいる。つい先ほどLenovoは — 何ヵ月ものティーザーの後 — Googleの野心的コンピュータビジョンシステム、Project Tango(単にTangoという名前になった)塔載のスマートフォンを披露した。
その名は、PHAB2 Pro ― あまり耳に残りそうではない名前だ。しかし、問題は中身だろう。
これが中身だ:
- Android Marshmallow
- 巨大な6.4インチディスプレー、解像度は2560×1440
- 内蔵ストレージ、64 GB
- RAM 4 GB
- 16メガピクセルのリアカメラ
- 8メガピクセルのフロントカメラ
- 4050mAh バッテリー(2.4倍高速充電が可能)
- 本体背面に指紋センサー内蔵
しかし、最も注目すべきは、背面にずらりと並べられたセンサーによって、”Tango” 対応になっていることだ ― これを称することができる初めての端末だ。
Tangoって何?という人のために。
まず、約2年前に発表されたProject Tangoは、本格的コンピュータビジョン機能をスマートフォンやタブレットに載せようという、Googleの取り組みだ。端末は部屋に中のどこにいるのか、周りに何があるのかを感知することができる。例えば、スマホをかざすだけで、部屋の正確な3Dモデルが作られ、そこに正しくスケールされた家具の画像を置くところを想像してほしい。あるいは、テーブル上でAR(拡張現実)ゲームをプレイし、キャラクターがテーブルの端から落ちたり、昇ってきたりするところを。まだ初期段階だが、このビデオを見れば何が起きようとしているのか理解できるだろう。
PHAB 2 Proは9月に全世界で発売予定で、価格は契約なしで500ドル。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)