今年のIFAでLenovoはオールインワンで行くようだ。同社は新しいChromebook、Snapdragon搭載Windowsノートのほかホームデバイスもいくつか発表した。しかし、もっとも魅力的だったのは、Yoga Book C930だ。
このノートパソコンは2016年のIFAで大きな話題を呼んだコンバーチブル機の Yoga Book A12の系譜を引く。そのデバイスは標準キーボードの代わりにタッチスクリーンを搭載し、そこは入力装置とお絵かきボード兼用になっていた。タイピングには必ずしも向いていなかったが、革新的であったことは間違いない。
C930はさらに一歩進めて、Yogaのハロキーボードを電子ペーパーディスプレイで置き換えた。これは、主として電書リーダーの世界に追いやられてきたテクノロジーの興味深い応用だ。第2ディスプレイの役割はA12と同じくキーボード、メモ帳、電書リーダーの三役を担う。
この機能は、ノートはタイプするより手で書く方が得意という学生にとっては、魅力的な提案だ。もちろん、A12と同じく伝統的なキーボードとトラックパッドの感触を犠牲にして第2ディスプレイの多機能性をとることになる。平らな表面をタイプするにはある程度の慣れが必要だ。
実機に触れる機会がなかったので、Eインク画面の反応の具合について語ることはできないが、Kindleを使ったことのある人ならわかるように、この手のデバイスではリフレッシュレートが命だ。
C930は10月発売で価格は1000ドルから。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )