LogitechのAV機器用ユニバーサルリモコンに、新製品が登場した。「Harmony Express」はAIアシスタント「Alexa」を搭載することで、タッチスクリーンの代わりとして利用できるのである。
Harmony ExpressはAlexaを利用して、たとえば機器のオンオフ、アプリの起動やチャンネルの選択などが声で指示できる。その他にも、ニュースを聞いたりスマートホームデバイスのコントロールも可能だ。本体にはマイクとスピーカーが搭載され、ユーザーとのやり取りを可能にする。
ユニバーサルリモコンへのAlexaの採用は、ある意味賭けだ。ユーザーがどれだけ音声でAV機器をコントロールしたいかは、買ってみないとわからない。本体上部には大きなAlexa用のボタンが配置され、その他のボタンはわずか9個と、ユニバーサルリモコンとしてはかなり少ない。
Harmony Expressの価格は250ドル(約2万8000円)。この値付けは、どれだけの潜在需要が見込めるのかの予測をさらに難しくしている。
もちろん、AmazonにとってはAlexa対応機器が増えるのはよいことだ。Alexa部門でヴァイス・プレジデントを務めるPete Thompsoni氏は、「Harmony ExpressにてAlexaの利便性が導入され、Logitechがホームシアター経験をシンプルにすることにワクワクしている。Alexaでは簡単にコンテンツを探し、スマートデバイスをコントロールし、数千のスキルにアクセスするなど、さまざまな動作を音声で指示できる」と語っている。
Harmony Expressの海外での出荷開始は本日からだ。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)