Lyftが20の都市でスクーターの営業を取りやめ、社員20名をレイオフ

ユニットエコノミクスとライダーの利用率が重要な事業では、赤字を長引かせるべきではないだろう。というわけでLyftは米国時間11月14日、社員に向けて6つの市場からスクーターを引き上げると通知した。それは、ナッシュビルとサンアントニオ、アトランタ、フェニックス地区、ダラス、そしてコロンバスだ。

LyftのスポークスパーソンはTechCrunchに対して「インパクトの大きい市場を選んでそこにフォーカスしたい。自転車とスクーターの事業は成長しているので今後も投資を続けるが、リソースを小さな市場からより大きな機会へとシフトしたい」とコメントした。

今回Lyftは、およそ400名から成る自転車とスクーター部門から約20名をレイオフする。またスクーターの料金徴収や場所移動を担当していた契約社員たちも仕事を失う。Lyftによる自転車とスクーター部門のレイオフは今年これで二度目だ。Lyftは3月に約50名をレイオフしたが、その多くは昨年買収したMotivateの社員たちだ。

Lyftが今回の決定に達したのは「マイクロモビリティは人口密度の高い都市でないとだめ」と悟ったからだ。これら6つの都市は、そのグループに含まれない。しかし、今年市場から撤退した企業はLyftだけではない。競合するUberも、自転車とスクーターのサービスJUMPをサンディエゴやプロビデンス、アトランタなどから引き上げた。中にはその都市の規制に合わなくて操業を停止した例もある。しかしLyftは、もっぱらライダー不足が原因としている。

6月にLyftは、Segwayが作った共有目的の新型スクーターを展開した。Lyftによると、それによって運用コストが下がり、デンバーやマイアミなどの市場では利用者が約20%増えた。今ではSegwayのスクーターがLyftのスクーターの65%以上を占め、1月末までには全車をSegwayにアップグレードする計画だ。

Lyftが今スクーターを供用している都市はアレクサンドリアとアーリントン、オースチン、デンバー、ロサンゼルス、マイアミ、ミネアポリス、モンゴメリー郡(メリーランド州)、オークランド、サンディエゴ、サンホゼ、サンタモニカ、そしてワシントンD.Cだ。

画像クレジット: Lyft

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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