バルセロナで開催中のMWCで2月26日、SDアソシエーションは将来のモバイル機器上でのコンテンツの読み書きがより高速になる、microSD Expressを発表した。この新しいmicroSDカードプラットフォームは、以前のフォーマットと比べて必要とされるエネルギーを節約できる一方で、転送速度を驚くほど向上させる。
新しいフォーマットは、microSDHC Express、microSDXC Express、およびmicroSDUC Expressの容量バリエーションで提供される。
SD Expressと同様に、microSD ExpressはPCIeインターフェースを利用して、最大データ転送速度985メガバイト/秒(MB/s)を達成する。この性能は、2列目のピンで提供されるPCIe 3.1およびNVMe v1.3規格を通じて可能になっている。SDアソシエーションは、この高速カードが下位互換性を保ちながら、従来のメモリカードよりも少ない消費電力となることを期待している。
データ速度が速いため、モバイル機器メーカーたちは、機器の実装方法を再考する必要に迫られるだろう。これまで長い間、読み取りおよび書き込み速度は、拡張メモリの制約要因だったが、下位互換性のあるこのフォーマットを使うことで、データ転送は内蔵メモリと肩を並べることのできる速さになる。5Gデータとカメラが巨大なファイルを生み出すことから、拡張メモリの人気が再燃することになるだろう。
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(翻訳:sako)