Microsoftは同社のアプリケーションのプレインストールをこの前Samsungと契約したが、今日はそれをさらに広げて、Dellをはじめ10社あまりのOEMと同様の契約を結んだ。
今のMicrosoftはソフトウェアのクロスプラットホーム化を主要戦略にしており、したがって同社のアプリケーションが、Androidなど同社のライバルプラットホームで使えても、満足なのだ。
Samsungとの契約は拡大されて、Galaxy S6フォーンにはOneNoteとOneDriveとSkypeがプレインストールされ、同社のタブレットにはOfficeスイートが今年前半からインストールされる。
Microsoftの事業開発担当EVP Peggy Johnsonによると、OEM各社はWord、Excel、PowerPointなどが購入時に載っている機種を指定できる。Johnsonは、これらの契約の金銭的な条件は明かさなかった。
Officeのモバイルアプリのプレインストール機を増やし、また年内にはWindowsとMacともにデスクトップアプリケーションをアップデートするなど、Officeのアップデートサイクルもいよいよ最終段階だ。OfficeのiOSとAndroidへのリリースは大成功で、ダウンロード数は数千万のオーダーに達している。同社の、非常に遅れたモバイルへの進出は、これでやっと本調子になってきた。
Microsoft自身のモバイルプラットホームを諦めたわけではないが、今日発表された契約はモバイル市場におけるアプリのマーケットシェアを迅速に拡大する策であり、またそれは長期的な売上の源泉を広げる策でもある。わるくないね。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)