MicrosoftのSkypeは、世界中の様々な場所の人々に、ビデオ、音声、あるいは文字チャットを通じた会話サービスを長年提供してきた。このだび、同じ言語を話さない人同志が会話できる機能を追加すべく、テストを開始する。
今日(米国時間5/27)の第1回CODEカンファレンスで、MicrosoftのSkypeおよびLyncの責任者、Gurdeep Singh Pallが、新たな〈音声-音声〉翻訳技術を披露し、将来のSkype製品に導入していく計画を発表した。新機能はSkypeで今年中にベータ版を公開する予定で、音声をある言語から別の言語に、ほぼリアルタイムで翻訳する。
デモンストレーションでは、Pallの話す英語をドイツ語のテキストにして同僚の画面に表示、さらにドイツ語の音声へと変換して、その逆も行った
デモに先立ちPallは、「Skypeの使命は人々の距離を縮め、障壁をなくすこと」だと語った。それは低価格な国際電話に始まり、ビデオを通じた顔を見ながらの会話へと拡張された。今度は、言語の障壁も壊そうとしている。
新機能は、Skype、Bing、Microsoft Research Labの共同開発によるもので、長年にわたり自然言語処理と機械学習に取り組んできた。言語認識には、Windows Phone 8.1に塔載されたMicrosoftのパーソナルアシスタントCortana[コルタナ]と同じ技術が使用されている。
同カンファレンスでMicrosoftのCEO Satya Nadellaは、この機能を今年中に公開し、できるだけ多くのデバイスやアプリでサポートする予定だと語った。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)