MicrosoftがデスクトップからモバイルまですべてのWindowsのインタフェイスを統一の動き

LinkedInの今朝(米国時間7/21)の求人ページが、 Microsoftウォッチャーたちの会話で賑わっている。

その求人メッセージが求めているのは、“‘One Microsoft OS’の核となるUIフレームワークを作るXAMLチームのメンバー”、とある。そのチームの目標は、“スマートフォン、タブレット、PC、XboxなどすべてのMicrosoftデバイスに共通するUIの開発”、だそうだ。

Microsoftのオペレーティングシステム部門はWindowsのことを前から’One Microsoft OS’と呼んでいる。それが何を意味するのかはともかくとして、それ自体は、それほどの新語ではない。

デベロッパが複数のデバイスにまたがる開発をもっと円滑にできるためにUIとそのツールを統一しようという動きは、Microsoftがこのところ一貫して取り組んでいる、アーキテクチャとユーザインタフェイスの両面における各種オペレーティングシステムの調和の達成、という取り組みの一部だ。

この努力は、将来のWindows 9でも続けられるだろう。このWindows 9は、新時代の入り口(‘Threshold’)とも呼ばれるが、皮肉なことにこの新時代においては、Windowsのデスクトップ領域に、再び同社の力と光が当てられるのだ。

また最近の@h0x0dのツイートが紹介しているMicrosoftのインターンのLinkedInページには、“Windows OneCoreと呼ばれるプロジェクトにより、Windows Phoneの特徴的な機能をWindowsのオペレーティングシステム環境全体にポートする作業をやらされている”、とある。その内容はよく分からないが、それはユーザインタフェイスのレベルの話かもしれないし、あるいは、Windowsのデバイス別の違いをなくして唯一の統一的なWindowsを作ろうとする努力の一環かもしれない。

この件で、Microsoftからのコメントはまだない。

Windows 9は、まだ密室の中にあって、よく見えないけど、これからますます目が離せない存在になってきそうだ。

画像: FLICKR/TODD BISHOP; CC BY 2.0のライセンスによる(画像はトリミングした)

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。