MicrosoftがWindows 10のビルドをもっと早く出すと言ったのは、嘘ではなかった。今日(米国時間3/30)は前回からわずか2週間後だが、重要な新機能であるProject Spartanを含むビルドがリリースされた。
今回のビルド番号は10047 10049で、前回のリリースから6つ上がっている。〔6つではなく8つ。〕
Windows Insiderの”Fast ring”の人たちにとって、この新しいコードは大歓迎だ。もっと保守的なビルドサイクルを望む人は、まだ待つべきだ。もちろん”ring”の設定を変えて早いサイクルにしてもよい。今回のビルドは、まだ多くのWindows Phoneハンドセットをサポートしていない。このビルドの呼び物は、もっぱらProject Spartanだ。
Project Spartanは、Microsoftの新しいブラウザのコードネームで、今の古くからあるブラウザを一挙にではなく徐々にリプレースする。このことが、やや混乱を招いている。
Project Spartanには何ができるのか? Cortanaがある。これは同社のデジタルアシスタントで、Windows PhoneとWindows 10の今のビルドにある。Cortanaをブラウザに持ち込むことによって、同社の暗黙の目標である、すべてのスクリーンにCortanaを、が実現する。Xboxももちろん、そのプラットホームの一つだ。
このほか、ペン機能、シンプルなテキスト画面、このブラウザの‘売り’とされているレンダリングエンジンなども強調されている。
Project Spartanの一般公開リリースは、今回が初めてだから、実質的にプレビューだ。Microsoft自身が、まだ未完成だと言っているが、ベータだから当然だろう。Project Spartanのストレステストをやるのには、良いタイミングなのだ。
別のブログ記事には、ビルド10047 10049のバグフィクスと、残っている問題が紹介されている。もちろんそれは、Windows 10のことだ。
MicrosoftのデベロッパカンファレンスBuildが、来月行われる。ということは、次のビルドのリリースは、そのときまでお預けかもしれない。そのとき、何を見せるか…? 今回のは、ごくふつうのビルドだったが。
アップデート: 本誌が最初に入手したのはビルド10047だったが、その後Microsoftは、さらに最新のビルド10049をリリースした。そこで本稿では、10047を消し線にして、そのまま残した。