仕事用の文書が指で書いた落書きみたいでもよい、という会社はどこにもない。だからiPhoneのOfficeアプリのデフォルトの入力方法を手書きにしている人はいない。でも、おもしろい箇所を強調したり、簡単に注記を書きたいときには、手書きが便利かもしれない。
そこで今日App Storeに登場したWordとExcelとPowerPointのアップデートでは、そんな手書き機能が導入された。そのためには、上図にあるような”Draw”タブ(アクセスに数クリックを要する)をクリックするとシンプルなページレイアウトになるので、その上に手書き文字(など)を描ける。
オプションとして、ペン(pen)、強調(highlighter)、そして消しゴム(eraser)がある。上図では、ペンがセレクトされている。いろんな色も使える。感圧型のツールなので、指の圧力で線を太くも細くもできる。ExcelとPowerPointでは、スプレッドシートのセルやプレゼンのスライドの上に手書きできる。
手書きは正確なツールではないし、また、ページのスクロールなど、指でほかのことをしたくなったら、手書きモードから抜けださなければならない。まったく新しい機能だから、あちこちに問題もあるが、手書きがしたかった人にとっては、とても嬉しいツールだろう。
出典: The Verge