MIT、自動走行車をゴム製アヒルで実験

duckietown

自動走行車は、ほとんど魔法のようだ。自動車テクノロジー、コンピュータビジョン、人工知能、その他様々な最先端技術の要素を備えている。では、そのしくみを理解しようとしたら、どこからスタートすべきだろうか? MITは…ゴム製アヒルを使うことに決めた。

人を殺したり、重傷を負わせたり、その他弁護士の悪夢を生む様々な能力を持つ本物の3トン車両を学生の手に委ねるのは、少々行きすぎだ。それを回避し、それでも学生のイマジネーションに火をつけるべく、MITのコンピュータ科学・人工知能研究所(”CSAIL”)は、Duckietownを作った。50体のゴム製アヒルたちがモデル都市の中で自動的に相互にやりとりし、道路標識や道路表示に沿って完璧な調和をとりながら進んでいく。

Oh to be a student again; this looks like too much fun.

もう一度学生に戻りたい!これは楽しすぎる。

この第一級のプロジェクトは野心的だ。無人タクシー(もちろんゴム製アヒル用)の一団を作ったのだ。課題:1台のオンボードカメラだけを用い、事前にプログラムされた周辺マップは使わない。みなさんがどう思うか知らないが、私にとっては筆舌に尽し難い楽しさであり、もう学校にいないことが悔まれてならない。

一貫して正確なシステムを作るために、学生たちは工学的判断とトレードオフの課題を突きつけられた。例えば、洗練されたアルゴリズムと安いハードウェアにするか、それとも単純なアルゴリズムと信頼性の高いハードウェアにするか、どちらが正しい判断か。

プロジェクトは一回限りではない。CSAILは、これを数多くの野心的プロジェクとの足がかりにしたいと考えている。

「このようなツールは、研究者が物作りをするための共通なプラットフォームと言語を作るに役立つ」と、Liam Paullは言う。同氏はAndrea Censiと共にこの新しいコースを率いている。「これでコンピュータ科学者が、自動走行車を現実世界にもたらすために働きやすくなることを望んでいる」。

そして、ゴム製アヒルたちにとっても、より安全な輸送手段を。

下のビデオで実際の動きをご覧あれ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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