宇宙は好きですか? 宇宙を見て、自分がここではなく向こうにいればいいのにと思っている人もいるだろう。さて、NASAはそんな夢にあなたを近づけてくれる。米国航空宇宙局は新しいウェブベースの検索エンジン を公開し、同局が所蔵する膨大な画像、ビデオ、音声ファイルをキーワードとメタデータで検索、閲覧できるようにした。もうこれで、自分は地球に縛られているなどという暗い現実を思い出さす必要はない。
NASAの画像ビデオライブラリーには、必要と思われるものがすべてそろっている。大きくてよく目立つ検索バーに、asteroid(小惑星)、supernova(超新星)、reptilian([ヒト型]爬虫類)などと入力すれば、正確に探しているものが見つかる。検索結果をコンテンツ種別でフィルターしたり、アップロード日付や人気度で並べ替えることもできる。
サイトのコンテンツはすべて埋め込み可能で、ダウンロードする場合には解像度を選ぶことができる。画像にはメタデータも付加されているので、どんな機器を使って撮影したかもわかる。全ビデオにキャプションファイルが用意されているので、転載する際に字幕を付加ができる。
これは宇宙科学に関するニュースメディアや、宇宙に興味のある人たちにとって実に素晴らしい資料だ。当面メディアを再利用する予定がなくても素晴らしい時間つぶしになる。NASAはこれを、利用可能なメディアの包括的な集大成ではなく、代表的な資料に使いやすい公開インターフェースを付けたものだと説明している。今後もコレクションを拡大している予定だ。
おそらく私が宇宙へ行くことはないが、少なくとも行ったふりをするのはずっと簡単になった。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)