ロシア在住の熱狂的漏洩人エドワード・スノーデンのリーク文書によると、国家安全保障局(NSA)は、人々の居場所を追跡している。数十億という携帯電話記録から位置データを収集することによって、NSAは嫌疑者同志の関係を解析できる。The Washington Postが報じた。
さらに同紙は、楽しくて趣きのある説明ビデオまで作って、ジョージ・オーウェル風監視社会への移り変わりを、心地よい語りとグラフィクスで和らげようとしている。
例によってNSAは、位置情報追跡は完全に合法であると主張している。ユーザーが位置情報アプリを使用していなくても、携帯電話は通話のために基地局と接続する必要があるため、常時位置の特定に利用することが可能だ。
「高度な数学的技法を活用し、NSAのアナリストたちは携帯電話所有者同志の関係を、他の何億台もの携帯電話利用者の移動パターンとの相関から割り出すことができる。携帯電話は、たとえ通話もメールもしていない時でも、位置情報を発信している」とWashington Postは説明する。
NSAは、外国人のみが標的であるとも主張しているが、実際には偶発的に数百万人ものアメリカ人のデータが取得されている。何百万人もの人々が、2次の隔りを介して標的とつながっている。
もしこれに激怒しているなら、あなたは少数派かもしれない。アメリカ人の過半数がNSAのこの大捜査網を支持している。それでも議会は、いくつかの監視改革対案の提出に向けて進んでいる。
それまでの間、NSAが他に何を追跡しているか予想できる人はいるだろうか?
[画像提供: Flickr User frozenchipmunk]
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)