週末にオースチンで行われたゲーミングイベント、DreamHackで、NVIDIAが最新ゲーム用GPUを披露して観衆を驚かせた。
CEO Jen-Hsun Huangは、同社初のPacalベースGPU、GeForce GTX 1080をステージで紹介し、現在の最上位機種Titan Xと比べて、2倍の性能、3倍の省電力効果を約束した。
しかも、あの1000ドルのカードより約400ドルも安い!
Huangは新しいカードを「常軌を逸している」と称し、その性能は「殆どでたらめ」だと付け加えた。おそらくその意味は、プロジェクトで2年間の研究開発に注ぎ込んだ「数十億ドル」の費用のことを言っているのだろう。
5月27日発売予定のGTX 1080は、9 テラFLOPSの計算能力と8GBのGDDR5Xメモリーを持つ。NVIDIAのデータには、カードのBoostクロックは1700 MHz以上の能力があると書かれているが、イベントで行われたUnreal Engine 4のデモでは、2000 MHz以上で動作していた。
同システムは、益々高まるマルチモニター、超高解像度ゲーミングおよびバーチャルチアリティーシステムへの要求に答えるべく設計されており、性能を強化しながらエントリー価格を下げている。
ちなみに同社は、さらに低価格のGTX 1070にも言及した。こちらは379ドルで6月10日発売。この廉価版も、6.5テラFLOPS、GDDR5 RAM 8GBを備え、Titanを抜いている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)