またまた大きなパテント闘争であります。
NVIDIAが今日、SamsungとQualcommを、グラフィクスチップの特許侵犯で訴えた。その最終目標は、Samsungが特許料を支払うまで同社のGalaxyシリーズのスマートフォンとタブレットを出荷禁止にすることだ。
NVIDIAは同社のブログで、Samsungと直接交渉をしたが決着しなかった、と書いている。NVIDIAの総務部長によると、“Samsungは、それは主にサプライヤ(部品供給企業)の問題だ、と主張して譲らなかった”、ということだ。
NVIDIAが出荷停止を主張しているSamsungの機種は、12種類だ: Galaxy Note、Note Pro、Note 3、Tab S、Tab Pro、Tab 2、Galaxy S III、S4、S5、Infuse 4G、そして大昔(2011年)の出来損ない機種Samsung Illusion。
NVIDIAが主張する‘盗まれた’特許は少なくとも7件あり、中にはこんなのも:
- GPU(グラフィクス処理専用のチップ)という概念そのもの
- プログラマなシェーディング
- シェーディングの一体化
- GPU上のマルチスレッド処理
しかし最大の問題は、GPUなどQualcommのチップは、Samsungだけでなく、ものすごく多くのデバイスで使われていること。事と次第によっては、これはQualcommにとって長期戦になるだろう。
SamsungのGalaxy製品の出荷停止を求めているNVIDIAの、合衆国国際通商委員会に宛てた申し立てはここにある。そして、今日提出されたばかりの特許侵犯の訴状はここだ。
[写真: Laineema; CreativeCommonsのライセンスで使用]
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))