Oculusは、バーチャルリアリティーに飛び込むのに必要なものすべてを、人々が簡単に手に入れられるようにしたがっている。ASUS、Alienware、およびDellとの提携によって、OculusはOculus対応PCセットを1499ドルで2月16日午前8時(PST)から予約販売する。セットで買うと、PCが100ドルから200ドル安くなる。
セットには、Oculus Riftとこれを動かせる強力なゲームPC、モーションセンサー、Xbox Oneコントローラー、リモコン、および同時発売のゲーム、EVE: Valkyrie Founder’s PackとLuckY’s Taleが含まれる。出荷は4月の予定。
この発表で、単体で599ドルのRiftを使うためには一体いくらかかるのかが、かなり明確になってきた。これは間違いなくハードコアPCゲーム向けのハイエンド製品であり、カジュアルなメディア好きのものではない。
セットの価格を見ると、Oculusが開発に協力した99ドルのヘッドセット、Samsung Gear VRとは明らかに一線を画している。Gear VRはSamsungのスマートフォン、Galaxyで動作し、Galaxyの価格は600ドル前後。つまり、Riftセットの方が2倍ほど高い。
セット商品は、Best Buy、Amazon、およびMicrosoftストアで来週から予約できる。すでにRiftを予約している人は、アップグレードしてPCも入手することが可能で、来週予約ページに表示されるコードを使ってディスカウントを受けることができる。今持っているPCでRiftを動かせるかどうか不明のときは、この情報ページを見るか、この互換チェックツールをダウンロードして実行すればよい。
今問題なのは、果たしてOculusが、この価格でRiftに価値を見出す人を十分な数探しだし、デベロッパーに開発意欲を起こさせられるかだ。
最も数多く売れたものが、第一優先で開発するプラットフォームになる。その意味でOculusはもちろん、VRのiOSになろうと狙っている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)