地球の画像を提供しているPlanetは最近、Googleの衛星画像事業Terra Bellaを買収したが、今日(米国時間3/10)はPlanet Explorer Betaと呼ばれる新しいツールを紹介した。このツールは、地表の経時変化を見せてくれる。それらの画像はログイン不要で、一般公開されており、誰もが自分の関心のある場所の1か月あるいは四半期ごとの変化を見ることができる。
Planetの協同ファウンダーでCEOの Will Marshallのブログ記事では、同じ場所を何度も撮っていると、目で見て分かるほどの変化があることに気づいた、と言っている。Planetの衛星は顧客やユーザーに提供する以上の大量の画像を、しかも頻繁に撮っている。同社の149個の軌道衛星全体では、一箇所を一日に一枚は撮っている。そして、ほとんどの場所に、経時変化が見られるのだ。
Explore Betaのログイン不要の一般公開(ただし商用利用は不可)にはもちろん、企業としてのねらいがある。まず、無料ユーザーが登録ユーザーになってくれることだ。登録ユーザーになると、「月」とか「四半期」だけでなく、毎日の画像も見られる。 そしてさらに有料の登録ユーザーになれば、商用利用もOKになる。
またPlanetの基本的な考え方としても、地球の画像は大企業や政府機関だけでなく、NGOや小企業や個人など、誰もが無料でアクセスできるべきだ、という。それはすばらしい暇つぶしにもなるし、それらの経時画像を刻々見ていると、時間というものの見方ががらりと変わるかもしれない。