先週Haxlr8rのデモデーでデビューしたばかりのハードウェアスタートアップ、Pryntが、TechCrunch本社オフィスに立ち寄り、彼らのスマートフォンケースの最新プロトタイプを披露してくれた。ケースはプリンターを内蔵しているので、友達と撮ったセルフィーをその場でプリントできる。
このフランスの小さなスタートアップは、スマートフォンをミニ・ポラロイドカメラに変えようと1月から開発を進めてきた。多くの時間は、深圳(シンセン)を訪れて部品を調達し、Bluetoothで写真を送り感熱紙に印刷するシンプルなデザインの試作を繰り返すのに費された。
現在のバージョンは写真1枚のプリントに約50秒を要し、1回に1枚しか用紙を保持できないが、製品版では用紙を10~30枚内蔵し、印刷時間は30秒以下になる予定で、これはハードウェアの改善およびケースと端末を直接つなぐことによる。
PryntのCEO Clément Perrotは、ケースは来年初めにKickstarterで、わずか99ドルで販売する予定だと言っている。当初は画面サイズ4インチ台の主要機種をサポートする。現在Galaxy NoteやiPhone 6 Plusなどのファブレットに対応するマウントを開発中とのこと。
Pryntケースの魅力を増すかもしれない一つの機能は、カメラアプリに組み込まれた拡張現実機能だ。Pryntアプリで写真を撮ると、シャッターを押す前後のビデオが撮られクラウドに送られる。プリントした写真をアプリのカメラで見ると、写真の上にPlayボタンが現れ、ビデオが再生される。
まるでSnapchatに、ビデオを見るための物理的キーが加わったような感じだ。セキュリティーを高めるために、隠しピクセル等のしかけを使い、写真の写真ではビデオが見えないようにすることも考えている。実際に見ると実に楽しい。将来は、例えばネコの写真を撮り、それをアプリで見ると別のビデオが流れる方法も検討している。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)