PC時代のQ&Aサービスといえば、古くはYahoo!知恵袋やOKWave、人力検索はてななどがある。いずれもスマートフォンに特化したものではなかったが、偶然にもLINEとnanapiが5日、スマホに特化したQ&Aアプリを相次いで投入した。
LINEが公開したのは、ユーザー同士がのつながりを活かしたQ&Aアプリ「LINE Q」。iOS版とAndroid版がある。チャット形式の画面でスマートフォンからテキスト・写真・動画・位置情報・スタンプなどを組み合わせて気軽に回答できるのが特徴だ。
質問時にはLINE Qユーザー全体から回答を求める“分野への質問”と、LINEの友だちに限定して回答を求める“友だちへの質問”を選択することが可能。“友だちへの質問”は公開・非公開を選べる。
他のユーザーの質問に興味を持った場合は、“私も知りたい“ボタンでLINE Qを利用しているLINEの友だちやタイムラインに質問を拡散できる。LINEのつながりを活かし、身の回りにいる特定領域に詳しい人や専門家に届けられるというわけだ。
“分野への質問“は、映画やグルメなど質問の分野を選択し、ユーザー全体から広く回答を求められる。回答したり、質問者が選ぶ最も良い回答「ピッタリアンサー」に選ばれるとポイントが貯まり、所定のポイント以上で現金と交換することができる。
ピッタリアンサーに選ばれた回数や割合によってレベルが上がると、ボーナスポイントが付与される。毎月各カテゴリのランキングが発表され、トップになれば翌月に回答などのアクションでのポイントが2倍になるなど、積極的な回答を促す仕組みを設けている。
nanapiがリリースしたiOS向けQ&Aアプリ「アンサー」も、チャット形式のユーザーインターフェイスを採用。11月から公開しているオープンベータ版では「5分以内の即レス率は90%」(nanapi)といい、スマートフォン時代の新しいQ&Aの形を提供するという。