Qualcommの4G/5G Summitカンファレンスを楽しむために、はるばる香港のリッツ・カールトンホテルまで行ける人は多くないと思うが、でも、そこで披露されたニュースに触れることは、遠くからでも可能だ。
このサンディエゴに本社を置く企業の大きな発表のうち、おそらくもっとも魅力的なのが、未来的なクロスプラットホームなカメラハードウェアへの進出だと思うが、でもQualcommのイベントがプロセッサーのニュースなしで終わるはずがない。今回のそれらは、Snapdragonチップの新しい三人組、いずれも旧モデルの次世代機だ。
その新しいSnapdragon 653, 626および427はいずれも、同社の新技術であるQuick Charge 3.0を実装して従来の4倍にパワーアップ、デュアルカメラのサポートは同社の800シリーズのプロセッサーからの拝借だ。高度な接続性機能も数多く実装され、通話明瞭度の向上、CAT 7モデムによるX9 LTEなどの機能をサポートしている。
653はCPUとGPUのパフォーマンスを652からアップ、連想メモリRAMは4GBから8GBへ倍増している。626は625のパフォーマンスをアップし、アンテナ信号を大きくしている。そして427は425の新世代機だ。
Snapdragon 653と626は出荷が年末あたり。427は来年となる。