Raspberry Pi Foundation(ラズベリーパイ財団)は1月21日、「Raspberry Pi Pico」を発表した。またこれを受けてスイッチサイエンスは、1月21日よりRaspberry Pi Pico入荷通知の受付を開始したと明らかにした。販売開始日は調整中で、価格は税込550円。スイッチサイエンスのウェブショップ(Raspberry Pi Pico商品ページ)で購入できる。
Raspberry Pi Picoは、同財団が独自開発した「Raspberry Silicon」(またはPi Silicon)として、新CPU「RP2040」(ARM Cortex M0+デュアルコア)を採用する開発基板(SRAM:264KB、フラッシュメモリー:2MB)。端面スルーホールを備えているため直接キャリアボードへのはんだづけが可能となっている。
またRaspberry Pi Picoは、USBを介したマスストレージを使ったドラッグ&ドロッププログラミングが可能。「Pico C/C++ SDK」、もしくは財団公式のMicroPythonポート「Pico Python SDK」を使った開発が可能だが、既存Raspberry Piと異なりLinux OSは搭載できない(「Raspberry Pi Picoスタートガイド」など参照)。
インターフェースは、microUSB 1.1、多機能GPIOピン×26、SPI×2、I2C×2、UART×2、12bit ADC×3、PWMチャンネル×16。サイズは21×51mm。正確なクロックとタイマーを搭載としている。
Adafruit、SparkFun、Arduinoも「Raspberry Silicon」採用
また、AdafruitもRP2040を搭載した「Adafruit Feather RP2040」「Adafruit ItsyBitsy RP2040」を公開している。
SparkFunでは、「SparkFun Thing Plus – RP2040」「SparkFun Pro Micro – RP2040」を販売予定。同社は「MicroMod RP2040 Processor Board」としても扱っており、母艦となる「Carrier Board」に挿せるようにしている。
同様に、Arduinoも「Arduino Nano RP2040」を販売するようだ。
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