スイッチサイエンスは6月1日、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)財団が初めて独自開発したマイクロコンピューター「Raspberryシリコン ー RP2040」の一般向け販売を開始すると発表した。価格は10個パック(カットテープ)で税込1265円。
RP2040は、Raspberry Piをベースにした小型で安価なマイクロコントローラーRaspberry Pi Pico(ピコ)に搭載されているもので、今回、単独で一般販売されることになった。仕様は次のとおりだ。
「Raspberryシリコン – RP2040」の主な仕様
- デュアルコア Arm Cortex-M0+ @ 133 MHz
- 264KB オンチップRAM
- 最大16MBのQSPIバスを介したオンチップフラッシュメモリーをサポート
- DMAコントローラー
- インターポレーターおよび整数除算ペリフェラル
- 30 GPIOピン(4ピンはアナログ入力として利用可能)
- 2×UART、2×SPIコントローラー、2×I2Cコントローラー
- 16×PWMチャンネル
- 1×USB 1.1コントローラー/PHY(ホスト/デバイスサポート)
- 8×Raspberry Pi Programmable I/O(PIO)ステートマシン
- ドラッグ&ドロッププログラミングのためのUSBマスストレージブートモード(UF2サポート)
価格は10個パック(カットテープ)で消費税込み1265円。スイッチサイエンスショップで購入できる。法人向けに7インチおよび13インチのリールでの販売も準備中だが、諸般の事情で本格販売は少し先になるという。
スイッチサイエンスでは、RP2040を使った自社開発基板の販売も検討中とのこと。
関連記事
・Raspberry Pi財団が550円の「Raspberry Pi Pico」発表、日本でもスイッチサイエンスが発売