Rivianが作るリンカーンの電気自動車

リンカーン・モーター(Lincoln Motor)初となる全電動車は、Rivian(リビアン)製となりそうだ。

画像クレジット:Lincoln

フォード(Ford)傘下の高級ブランドであるリンカーン(Lincoln)は米国時間1月29日に、両社は「まったく新しい」電気自動車の開発に協力して取り組むと述べた。この電気自動車、というよりもそれを開発するという意図は、昨年4月のフォードによるRivianへの5億ドル(約54億4700万円)の出資とともに発表された。しかしこれまでは、その車がどのようなもので、どのブランドになるのかは明らかにされていなかった。

Rivianは、今回の発表を確認したが、それ以上の詳細は明かさなかった。

リンカーンは、すでに2種類のプラグインハイブリッド車を生産している。昨年11月にLA Auto Showで発表したAviator(アビエイター)とCorsair Grand Touring(コルセア・グランドツーリング)だ。しかしこれまでは、完全な電気自動車を生産したことはなかった。

リンカーンのバッテリー駆動の電気自動車は、Rivianのフレキシブルなスケートボードのプラットフォームを利用して開発される。

「Rivianとの協力して仕事を進めることは、リンカーンが完全な電気自動車という未来に向けて前進するための重要なポイントです」と、リンカーン・モーターカンパニーの社長であるJoy Falotico(ジョイ・ファロティコ)氏は声明で述べている。「この車両は、Quiet Flightに新たな境地を開くものです。排出ゼロ、さりげない高性能、コネクテッドで直感的なテクノロジーです。驚くようなものになるはずです」。

リンカーンは、この3年間、消費者のSUVに対する欲求を刺激することに注力してきた。同社によれば、それによってグローバルなSUVの売り上げが、毎年7%ずつ成長してきたという。

リンカーンは、Rivianがどのような車を製造するかについては述べなかったが、ここ数年の傾向を見れば、SUVである可能性が高い。

高級なEVの追加は、MKZセダンの終焉を意味することになる。メキシコのエルモシオ生産工場が、新しいフォード車の生産準備に入るため、MKZセダンの生産は今年中に終了すると同社は明らかにした。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

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TechCrunch Japan

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