Rocket Labが15回目の商用ミッションとして地球観測衛星10基の打ち上げに成功

ニュージーランドのロケット打ち上げ企業Rocket Lab(ロケット・ラボ)は、15回目の商用ペイロードの打ち上げに成功し、地球観測衛星10基をそれぞれの目標軌道に載せた。同社はターンアラウンドタイムの最短記録樹立を目指していたものの2020年7月の混乱で計画が停滞していたが、再び元のペースに戻りつつある。

最新のElectron(エレクトロン)ロケットに搭載され地球を旅立ったペイロードのうち9基は、Planet(プラネット)のSuperDove(スーパーダブ)衛星だ。新世代の観測衛星で、画像の更新間隔が縮まり、地表のより広い範囲をカバーできるようになる。

キヤノンのCE-SAT-IIBは、デモンストレーション用衛星だ。「超高感度カメラで地球の夜の映像が撮影できる中型望遠鏡」を搭載している。また通常の観測が行える小型カメラも数台備えられている。Planetとのライドシェア(相乗り)は、打ち上げライドシェア専門業者Spaceflight(スペースフライト)が手配した。

今回の打ち上げは先週に予定されていたものだが、「一部のセンサーから、今後調査すべき気になるデータが返ってきた」ために延期されていた。幸い、予備日には余裕があったので、本日が再挑戦の日に設定された。

すべてが順調に進み、衛星は打ち上げからおよそ1時間後に、それぞれの軌道に到達できた。

 

7月にペイロードを失いRocket Labが一時的に打ち上げを停止してから、今回で2回目の打ち上げとなる。その事故は派手な爆発などではなく、衛星を軌道に放出する前に電気系統に故障が生じたために、むしろいさぎよくシャットダウンしたというものだ。

幸いにも同社は、その迅速な原因究明により、事故から1カ月以内に打ち上げ再開を果たすことができた。

ついでながら、この顛末やその他の話が、12月開催予定のTC Sessions: Space 2020で聞けることになった。Rocket Labの創設者でCEOのPeter Beck(ピーター・ベック)氏が登壇してくれる。

カテゴリー:宇宙
タグ:Rocket Lab人工衛星

画像クレジット:Rocket Lab

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(翻訳:金井哲夫)

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TechCrunch Japan

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