中国スマホメーカーとの競争に苦戦し、Samsung Electronics の第二四半期決算は過去1年で最も低い増益率という、まったく振るわないものだった。明るい材料として、この韓国テック大企業はセミコンダクター事業が順調であることを挙げている。
営業利益は前年同期比5.7%増の14兆9000億ウォン(約133億ドル)で、2017年第一四半期以来、最も低い増益率だった。純利益は11兆ウォン(約98億ドル)で、昨年同期とほぼ同水準。売上高は4%減の58兆5000億ウォン(約523億ドル)だった。
Samsungは、同社の旗艦スマホGalaxy S9の販売が期待を下回ったこと、季節的な変動、そして低価格スマホとの競争が要因とみている。特にXiaomiとHuaweiという2つの中国企業が手ごわいライバルとなっていて、中国とインドのマーケットでSamsungに圧力をかけている。
スマホ事業で苦戦する一方で、前四半期でもみられたようにSamsungのセミコンダクター事業は好調だ。チップ事業の第二四半期の営業利益は前年同期比45%増の11兆6000億ウォンだった。高密度データセンターの需要のお陰で、今年後半もチップ需要は堅調と見込んでいる。一方、スマホ・タブレット需要は、そこそこのスペックでありながら低価格な端末との競争にさらされ、今後も停滞すると予想している。
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(翻訳:Mizoguchi)