SamsungのWindows 8タブレット兼ノート Ativ Qは、Androidも走る

Samsungがロンドンのアールズコートで発表イベントを行い、実に興味深いデバイスで幕を開けた。重量2.8ポンドのタブレットがQWERTYキーボード付ノートPCに変身する能力に加え、この変身Ativ Q convertibleは、ユーザーにAndroidエコシステムのテイストも与える。

例によって、Q のニュースは予定より少し早く漏れ出した。イタリア語サイトのNotebookItaliaは、正式発表の数時間前にQの報道用画像を公開した(ただしQの双OS性には触れていなかった)。この最初のリークは、超高解像度13.3インチディスプレイと新しいIntel Haswell Core i5プロセッサー、RAM 4GB、SSD 128GBなどに言及していた。現在は詳細が公開されている

Samsungはステージでの説明の中で、Qのディスプレイが3200 x 1800であることを認めた。これはピクセル密度275 ppi に相当する。この高解像度パネルはグリッドベースのWindows 8のホーム画面とは相性がよさそうだが、従来のWindowsデスクトップでどこまで使えるのかは気になるところだ。Ativ Qは、Toshiba Kirabook以上のピクセルを13.3インチに詰め込んでいるが、Kirabookはホーム画面以外ではかなり見にくいという問題を抱えている。またSamsungは、Qのバッテリー駆動時間を約9時間と言っているが、実際の使い方でどうなるのかは興味深い。

もちろんこれらの話題も、Windowsのデスクトップアプリからワンタッチの距離にAngry Birdsがあることと比べれば色あせる。QではAndroid 4.2.2 Jelly Beanのストックバージョンに、リブートせずに移動できる。両OS間でデータの移動もできる ― Samsung Europeのマーケティング責任者、Patrick Povelによると、AndroidアプリをWindows 8のスタート画面に置くこともできるという。Windows 8のアプリ不足を暗に認めているのかもしれない。

アップデート:Natasha LomasがAtiv Qを実際に使ってみて、この奇妙なコンバーチブルの使用体験をここに書いている。

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(翻訳:Nob Takahashi)