今日(米国時間1/27)、日本のSoftBankは 同社の人型ロボット、Pepperのためにユニークなエコシステムをつくる計画を発表した。なかでも強い興味を惹くのは、日本の大手テレコム・キャリヤ、インターネット・プロバイダーであるSoftBankが接客の大部分をPepperロボットが担当する携帯ショップを開設する点だ。
Japan Timesの記事によれば、SoftBankは東京に「Pepperだらけの携帯ショップ」を3月28日から4月3日まで開く。ショップには6台のPepperが配置される予定だ。このロボット部隊は顧客に挨拶し、スマートフォンをデモし、さまざな方法で購入を助ける。ロボットが最近得た新しい能力を完璧に信頼している人々には残念な情報だが、店内には人間のスタッフもいてロボットの接客に問題がないかチェックする。また顧客が実際に新規契約を結ぼうとする場合、人間のスタッフが身分証の確認を行うという。
SoftBankは昨年秋に法人向けPepperの発売を開始しており、現在、日本ではネスレやみずほ銀行を含む約500社が利用している。
約200社が「ロボアプリマーケット」と呼ばれる法人向けPepper for Biz用のアプリを開発中であり、2月22日以降、ユーザーがダウンロードするすることが可能になる。ダウンロードとインストールは各社の所有するPepperに対して直接実行できる。来週、東京、大阪、名古屋、福岡の4箇所に「Pepper
for Bizアトリエ」と呼ばれるスペースがオープンし、Pepperの導入を希望する法人ユーザーを助ける。
Pepperはパリに本拠を置くスタートアップ、Aldebaran Roboticsによって開発された。SoftBankはAldebaranを2012年に買収している。Pepperは表情、声、動作などから人間の感情を認識し、それに応じて適切な動作をするよう設計されている。法人ユーザーは月額5万5000円(約$465)、3年間のレンタル契約でPepperを導入することができる。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)