音楽ストリーミングサービスのSpotifyは、今月上旬に「憎悪行為」ポリシーを発表して物議を醸した。数週間が過ぎた今、同社はすでに方針を再考しているらしい。アーティストや社内からの反発を受けてのことと思われる。
Bloombergの最新記事によると、同ストリーミングサービスは、アーティストを音楽以外の活動を理由に推奨プレイリストから除外するというポリシーを先日発表し、適用対象となったアーティストのうち、このほど少なくとも1名の措置を撤回することを検討している。
「われわれはアーティストやクリエーターの行動を理由にコンテンツを検閲することはないが、編集権 —— プログラム内容の決定 —— は維持したい」と5月10日に同社は書いた。「アーティストやクリエーターが有害あるいは憎しみに満ちた行為(子供に対する暴力や性的暴力)におよんだ場合、当社の当該アーティストやクリエーターとのつきあい方やサポートに影響を与える可能性がある」
具体的には、SpotifyはR. KellyおよびラッパーのXXXTentacionの除外に踏み切ったようだ。後者は本人が女性を殴打するビデオが公開された後、同サービスの人気プレイリスト、Rap Caviarから除外された。一連の暴力事件の一つだ。
しかし最近記事によると、結局SpotifyはXXXTentacioaを収集プレイリストに戻し、新たに契約交渉しているという。しかしR. Kellyは除外されたままのようだ。
本誌はSpotifyにコメントを求めている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )