EngadgetのJane Manchung Wong(ジェーン・マンチャン・ウォン)が最初に発見したように、Spotify(スポティファイ)はアプリ上でユーザーが購読しているポッドキャストのリストの一番上に表示される、新しい機能「Create podcast」をテストしている。このボタンは、Spotifyが2月に買収したポッドキャスト作成アプリ 「Anchor」 をダウンロードするように、ユーザーを誘導するプロモーションを提供する。
これはSpotifyがポッドキャストに投資しているひとつの例で、消費と制作という両面の意味がある。同社はまた、ポッドキャスト向けの新しいアナリティクス・ダッシュボードを今年発表し、8月にすべてのクリエーターに向けにリリースした。これには、ポッドキャストクリエーターに彼らのリスナーがなにに関心を寄せているかを示すことが含まれている。
Spotify is testing “Create podcast” button to funnel their app users to Anchor, a podcast creation platform that Spotify recently acquired
It’s interesting there is a Brazil version of the Anchor promo page pic.twitter.com/0dJz7GoOYK
— Jane Manchun Wong (@wongmjane) August 27, 2019
Spotifyはまた、2019年だけでも音楽とPodcastをミックスしたパーソナライズ・プレイリストをローンチし、Podcast配信ツールをすべてのクリエーターに公開し、アプリのナビゲーションを再設計してPodcastを音楽と対等な立場においた。同社は、コンテンツと制作の両面で数々の買収を行い、プラットフォーム全体の重要な要素としてポッドキャストに力を入れている。
現在の音楽レーベルとのライセンス契約では、楽曲ストリームにもとづいて加入者からSpotifyに支払われる金額はごくわずかでしかないため、Podcastは同社が収益を多様化し、より多くの利益を得るための新しい事業分野を生み出す手段となっている。特に、クリエイターや広告主に広告を販売することで、Spotifyはリスナーの利用を増加させ続けられればポッドキャストからより多くの利益を得られる。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)