TC Tokyoスタートアップバトルのエントリー締め切りは今週末!応募はいますぐ

TechCrunch編集部は今年も、スタートアップの祭典「TechCrunch Tokyo」を11月15日、16日に東京・渋谷ヒカリエで開催する。今年で8回目の開催となり、来場者は1回目の650人程度から7回目の昨年は2500人超になるなど、年を追うごとに規模が大きくなっている。

TechCrunch Tokyoの目玉の1つが、創業3年以内のスタートアップ企業が熱い戦いを繰り広げるピッチコンテスト「スタートアップバトル」。例年100社超からの応募があり、編集部や外部審査員により20社が選ばれ、11月15日の予選への出場権を得る。翌日の11月16日は予選を勝ち抜いたスタートアップによる決勝戦となる。

すでに多くのスタートアップから本登録のエントリーをいただいているが、まだ登録を済ませていない企業は急いでほしい。スタートアップバトルの締め切りは9月30日の23時59分まで。スタートアップバトルへの出場がきっかけで、資金調達が決まったり、有能なスタッフがスタッフが集まったりという企業も増えている。ぜひこの機会を逃さないでほしい。

さて、過去のスタートアップバトルの出場社はいまどうなっているのだろうか。昨年、最優秀賞に輝いたホテル番付サービスの「空」は、2018年7月に1.7億円の資金調達に成功したほか、9月26日には福岡県にあるホテルニューオータニ博多へのホテル番付の導入が決定している。

2017年に審査員特別賞に輝いた助太刀(旧・東京ロケット)は2018年4月に、第三者割当増資による約5億3000万円の資金調達を発表している。同社は、建設現場の仕事と職人をマッチングするサービスを提供している会社だ。

2016年の最優秀賞のKids Publicは、同社が手がける遠隔健康医療相談サービス「小児科オンライン」が大手企業の福利厚生に採用されたり、長野県北安曇郡白馬村での医療相談窓口確保の施策として実施されたりと、確実に規模を拡大している。

2016年の審査員特別賞のタウンWiFi(タウンWiFi)も、受賞後に取り上げるメディアが格段に増えたほか、2018年4月には総額2.5億円の資金調達に成功している。

2015年の最優秀賞に輝いたのはSmartHR(旧・KUFU)。クラウド型のHR(人事労務)システムを手がける同社の躍進は凄まじく、2018年1月にはLPに東京海上日動火災保険を含む15億円の資金調達を実施。今後の東京海上との連携の可能性もある。

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2016年の審査員特別賞のOne Tap BUYは、わずか4タップで有名企業の株式を1万円から売買できるアプリを提供。2017年11月には、ソフトバンク、みずほ証券、モバイル・インターネットキャピタル、ヤフーを引受先とした第三者割当増資により、総額25億円を調達した。

少しさかのぼるが、2012年のスタートアップバトルの優勝チームであるWHILLは2018年9月18日に既存投資家から約50億円を調達。2016年5月に調達した約20億円など過去のラウンドを合わせると、累計調達金額は約80億円となる。同社は、車椅子型のパーソナルモビリティ(個人向け移動デバイス)を開発する企業だ。

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このようにスタートアップバトルの卒業生とも言えるさまざまな企業が、いまなお進化、事業を拡大しているのだ。今年のスタートアップバトルの応募締め切りは2018年9月30日23時59分まで。ふるって応募してほしい。

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投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。