TechCrunch Disrupt NYで実施されたハッカソンの成果のひとつはリリース後24時間たたないうちに早くも現実の顧客を獲得した。Gruberieはアプリを開発し、サイトを立ち上げただけでなく、ニューヨークのダイナーにGimbal Beaconを経由してこのアプリをテストしてみるよう説得することに成功した。
Gruberieをサポートしているレストランに入って席に着いたら、スマートフォンを取り出してアプリを起動する。するとアプリはGimabal位置ビーコンを通じてユーザーのいるレストランを特定し、そのメニューを表示する。食べたい料理を選んで支払情報を入力する(最初の1回だけ)。これで注文と支払が完了だ。しばらくするとテーブルに料理が運ばれる。水と食器を運んでくるときを除けば人間とのやりとりは一切介在しない。
このサービスはGimbal、Atlantic.Net、MasterCard Simplifyの各サービスをベースにしている。開発チームのSven HermannとVincent Volckaertはマンハッタンを歩きまわってこのサービスのテストに協力してくれるレストランを探した。最初の何件かには断られたが、Skylight Dinerが店内の45のテーブルにGimbalビーコンを設置し、メニューをGruberieデータベースに登録するのに協力してくれた。
このチームは以前にもハッカソンに挑戦している。昨年のDisrupt New York eventでは3位に入賞した。前回はその場かぎりのお楽しみプロジェクトだったが、Gruberieは優れたインフラが利用でき、すでにユーザーも獲得できているので、チームは今後も継続的な事業にしていきたいと語った。
アップデート: GruberieはAtlantic.Net、MasterCard、Gimbalからスポンサー特別賞を受賞した。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)