TechCrunch Disrupt NYハッカソン:Gruberieはウェイターの代わりに注文を取ってくれるモバイル・アプリ

2015-05-05-gruberie

TechCrunch Disrupt NYで実施されたハッカソンの成果のひとつはリリース後24時間たたないうちに早くも現実の顧客を獲得した。Gruberieはアプリを開発し、サイトを立ち上げただけでなく、ニューヨークのダイナーにGimbal Beaconを経由してこのアプリをテストしてみるよう説得することに成功した。

Gruberieをサポートしているレストランに入って席に着いたら、スマートフォンを取り出してアプリを起動する。するとアプリはGimabal位置ビーコンを通じてユーザーのいるレストランを特定し、そのメニューを表示する。食べたい料理を選んで支払情報を入力する(最初の1回だけ)。これで注文と支払が完了だ。しばらくするとテーブルに料理が運ばれる。水と食器を運んでくるときを除けば人間とのやりとりは一切介在しない。

  1. img_9662.jpg

  2. img_96631.jpg

  3. img_9664.jpg

このサービスはGimbal、Atlantic.NetMasterCard Simplifyの各サービスをベースにしている。開発チームのSven HermannとVincent Volckaertはマンハッタンを歩きまわってこのサービスのテストに協力してくれるレストランを探した。最初の何件かには断られたが、Skylight Dinerが店内の45のテーブルにGimbalビーコンを設置し、メニューをGruberieデータベースに登録するのに協力してくれた。

このチームは以前にもハッカソンに挑戦している。昨年のDisrupt New York eventでは3位に入賞した。前回はその場かぎりのお楽しみプロジェクトだったが、Gruberieは優れたインフラが利用でき、すでにユーザーも獲得できているので、チームは今後も継続的な事業にしていきたいと語った。

アップデート: GruberieはAtlantic.Net、MasterCard、Gimbalからスポンサー特別賞を受賞した。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。