Teslaの最新製品はスマホ充電用のモバイルバッテリーパック

一週間のうちに新型全自動トレーラートラック史上最速の量産車を発表するだけではTeslaには物足りなかったようだ。同社は密かに第3の「製品」を発表した。しかも買うために2年間待つ必要はない!それはスマートフォンなどを充電するための モバイルバッテリーパックだ。

家庭用蓄電池のPowerwallに対してPowerBankと名付けられたこのバッテリーパックは、Teslaのカリフォルニア本社オフィスのに設置されているスーパーチャージャーモニュメントをかたどっている。

機能的にはUSB、microUSBおよびLightningケーブルを内蔵しており、端末を充電するために別のケーブルは必要ない。

バッテリーはTesla車を動かしているのと(ほぼ)同じものだ。同社によるとバッテリーパックに使っているのは18650という標準的なリチウムイオン電池で、TeslaのModel 3以前の全車種に使われいた。Model 3以降はさらに効率の高いカスタム電池に切り換えた。もちろんTeslaの車はこの電池を何千個も使っているが、モバイルバッテリーパックに入っているのは1つだけだ。

充電容量はわずか3350mAhで、これは多くのスマートフォンを1回しか出をできない容量なので、大型バッテリーパックに依存している人はがっかりすることになる。5V/1.5Aという出力も今出ているほかのバッテリーパックとほぼ変わらない(Qualcommのクイック充電テクノロジー)を使っている新しい製品を除く)。

そして価格は? 45ドル、これはTeslaがバッテリーパックを売る値段としては私の予想よりずっと安い。もちろん、 まったく同じスペックのジェネリック商品は9.99ドルで買えるが、それの何が面白いというのか。

まじめな話をするなら、これはTeslaファンにはすてきなプレゼントになるが、最高のバッテリーパックを探している、という人にはAnkerなどのもっと安くて性能のいいブランドをおすすめする。

下のスライドショウでバッテリーパックの画像を見ることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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