2020年の米国大統領選挙において、現在、いくつかの州で重要な勝利を収めているDonald Trump(ドナルド・トランプ)氏は、プラットフォームが恐れていた(未訳記事)ように、ソーシャルメディア上で早期に勝利を宣言することはなかったが、有権者の不正を無根拠に疑い出した。
「私たちは大きく上昇しているが、彼らは選挙を盗もうとしている。絶対にやらせません。投票終了後は投票できません!」とトランプ氏はツイートしている。
Twitter(ツイッター)はこのツイートに対して迅速に対応し、警告の後ろに置き、誤った情報を示すラベルを追加するなどしている。同社はツイートで、大統領のメッセージには「選挙に関する誤解を招く可能性のある主張が含まれていた」と説明した。太平洋時間11月4日午前12時の時点で米国大統領選挙の結果はまだはっきりとしておらず、両候補とも大統領になる可能性がある。
トランプ氏の言葉遣いはやや曖昧なままだが、今回の大統領のツイートはまたしても、郵送投票の完全性を攻撃しているようだ。一部の州では郵送による投票が遅々として進まないと予想されており、投票の遅れが選挙結果に大きな影響を与える可能性がある。このシナリオは予想されていたものであり、投票集計の完全性に懸念を抱かせるものではない。
パンデミックに関連した郵便投票の急増により、今年の投票日夜における結果は過去数年のものと比べてあいまいになると予想されており、これまでのところ、それは正しかったことが証明されている。ソーシャルメディア企業は、2020年の大統領選挙の異常な状況と、11月までの数カ月もの間、懸念されていた誤報のエコシステムのために、新しいポリシーの作成を作り始めていた。
ツイッターは2020年9月のポリシー発表で、違法行為を誘発し「権力の平和的移譲や秩序ある継承」を脅かすツイートを削除またはラベル付けすると述べている。同社が制限するツイートはオンラインのままだが、ユーザーがコンテンツを見るには、まずクリックしなければならないという警告メッセージが表示されている。制限されたツイートは、リツイート、いいね!、コメントも無効になり、アクセス数が減少する。
トランプ氏のツイッター投稿の多くが再投稿されているFacebook(フェイスブック)では、彼のメッセージは選挙日夜の結果と最終的な結果が異なるかもしれないが、投稿はそれ以外の場合は制限されていないことをユーザーに知らせるラベルが付いている。フェイスブックの広報担当者であるTom Reynolds(トム・レイノルズ)氏はメールで、同社は投稿された直後に「投票日前に共有したポリシーに従って」というラベルを付けたと述べている。
フェイスブックは先に、「今夜、声明を出す。大勝利だ!」と宣言する別日の深夜にトランプ氏が行った投稿にも同様のラベルを貼り付けている。同社は以前、早すぎる勝利を主張する投稿には、選挙結果をユーザーに知らせる公式のメッセージでラベルを貼る予定だと述べていた。
【更新】
トランプ氏の選挙に勝利したと偽って主張した発言を受けて、フェイスブックは「投票はまだ集計中で、勝者はわからない」というメッセージをフェイスブックとInstagramのユーザーに送り始める(Twitter投稿)と述べた。
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(翻訳:TechCrunch Japan)