Uberが月間パスポートをテスト中、Eatsや自転車、スクーターも利用可能

Uberはライドシェア、Eats、自転車、スクーターをすべて利用できる月間パスポートのテストを積極的に進めている。このパイロットテストは、サンフランシスコとシカゴで複数回実施されており、いずれのケースでもライドシェアの割引利用、Uber Eatsの無料配達、JUMP(自転車とスクーター)の無料利用が含まれている。パスポートの価格は月額24.99ドル。

Uber Pass landing page for press 1他の都市では、ライドシェアの割引、およびEatsで一定金額以上の注文をした際に無料配達を利用できる低価格版のパスポートをテストしている。

「食事から車に至るまで、毎日のあらゆるモビリティーのニーズでUberが選ばれるための方法を模索している」とUberの広報担当者がTechCrunch宛ての声明で語った。

今年3月、UberのAndroidアプリにUber Eatsのパスポートが表示されたスクリーンショットがリークし、UberがEatsと乗車パスポートを組み合わせた商品シナリオが想像された。

Uberは昨年10月、月額料金を払って低価格で利用できるライドパスを米国で発売した。Lyftも同様の定額パスポート、All Accessを提供している。

しかしUberが消費者向け商品すべてを1つの月額料金にまとめるのは初めてだ。マイクロモビリティ市場の課題といえば、商品の差別化とブランドロイヤリティの構築なので、ユーザーを自社の複数サービスプラットフォームに取り込もうとするUberの方法は賢明だ。Uberの月間パスを買った人が自転車やスクーターに乗ろうと思ったところを想像してほしい。Lyftの自転車の前を通ったとき、Uberアプリを開くとそう遠くないところにJUMPの自転車が見つかったら、少し歩いて、すでに支払い済みの自転車を利用するに可能性が高い。

一方JUMPはサンフランシスコで、ドックなし電動自転車の市場に初めて参入した。米国時間7月19日、Lyftはドックあり/なしどちらにも対応した電動自転車を提供開始したところなので、Uberがこのサービスをサンフランシスコでテストしていることは注目に値する。Uberのコンボ計画は、無制限配達の定額サービスを提供しているPostmatesの領域にも侵入しようとしている。本誌のJosh Constineも、ユーザーがUberで多くのお金を使うよう仕向けるこのやり方は非常に有効だと言っていた。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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