Uber Copterはハイエンドユーザー向けのヘリコプターサービス

Uberはヘリコプター運航サービスを同社のヘビーユーザー向けに提供する。米国時間6月6日に発表された新サービスのUber Copterは、マンハッタン南部からJFK空港までオンデマンドで運行し、料金は1人あたり平均200~225ドル。料金には出発および到着ヘリポートまで送迎も含まれる。

航空運賃のほかに200ドルのヘリコプターというのは万人向けサービスなのか?もちろん違う。もっとも、料金予測サイトによると同じ区間のUber乗車料金は70ドルから90ドルで、需要によってはさらに高くなるということなので、途方もない金額というわけでもない。

加えて、これは誰もが利用できるサービスではない。使えるのはUberリワードプログラムのプラチナまたはダイヤモンドのメンバーのみ。つまりこのヘリサービスを利用する資格を得るだけにも、すでに多額の現金を落としていなければならない。有資格者はオンデマンドあるいは利用の最大5日前に予約できる。1台のヘリコプターには5人まで搭乗できる。

搭乗場所はスタテンアイランドフェリーターミナル近くの小さな市営ヘリポートで、JFK空港では着陸地点から各自の出発ターミナルまで車で送ってもらえる(到着便の場合はその逆)。

ニューヨーク市内のヘリコプター運航に対する都市住民の反発がある中、さらには同社のIPOを巡って同市でUberのストライキがあった直後であることを考えると、富裕層向けヘリコプターサービスの提供というのは、評判管理の観点からみて論理的な行動とは必ずしも言えない。しかしUberは輸送に関わる需要といえばどんなものでも探求する会社であり、実際人々がニューヨークの交通渋滞を忌み嫌っていることも確かだ。頻繁に移動する人たちにとっては特にそうだ。

ヘリコプター飛行に興味のある人のために書いておくと、運航開始は7月9日だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook