Verizon、Samsungの Note 7文鎮化アップデートを強制せず。他のキャリアーは推奨へ

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今日(米国時間12/9)午前Samsungは、燃え続けるNote 7を消火するソフトウェアアップデートの計画を発表した。問題を抱えるスマートフォンを充電できなるする修正だ。しかし、誰もがこの動きに同調しているわけではない。

Verizon(TechCrunchの親会社の親会社)はすぐにこれを補足する声明を発表し、端末を完全に無効化することのリスクを強調した。Samsungの計算によると、米国で未だにしがみついているNote 7オーナーは7%にすぎないが、Verizonはこの残るわずかな人々の安全を懸念している。

今日午前の声明から主要部分を抜粋する。

Verizonはこのアップデートを推進しない。それは他の端末に交換できないGalaxy Note 7ユーザーのリスクが増すからだ。ホリデー旅行シーズの最中に、Note 7がモバイル端末として機能しなくなるアップデートを強制するつもりはない。非常時に家族や救急要員や医者と連絡をとれなくすることは当社は望まない。

Note 7と旅行とを同じ文中で言及するだけでも、いくつか問題を引き起こすのシナリオが想起されるのはもちろんだ。どうやらこの物語の命も残りわずかになったようだ。

アップデート: Sprintはアップデート計画に同調すると共に、改めて交換プログラムも実施している。T-Mobileは現時点でのコメントを拒んでいる。AT&Tにも連絡を取り、現在回答を待っている。

アップデート2:どうやらAT&Tもアップデート計画に乗ったようだ。同社は顧客に対して次のテキストメッセージを送った。

2017年1月5日、Galaxy Note 7の充電を不可能にするソフトウェアアップデートがSamsungからプッシュ配信される。以降バッテリーは充電できなくなる。このNote 7はリコール対象であり、あらゆるフライトでチェックイン、機内持ち込み共に禁止されている。お客様の安全が最優先なので、Note 7を持っている人は買った店へ持ち込んで代替品を受け取ってほしい。詳しくはatt.com/note7まで。

アップデート3:T-Mobileからも公式発表があった。

弊社はお客様の安全のために常に適切な対応を心がけており、12月27日にSamsungの最新ソフトウェアアップデートを公開する予定だ。これは現在残っているNote 7端末をすべて充電できなくするように作られている。同機は10月13日に消費者製品安全協議会(CPSC)がリコールを発行しており、使用すべきではない。今もNote 7を持っているT-Mobileユーザーは、直ちに電源を切り端末の使用を中止してT-Mobileストアに返却する必要がある。金額返金のうえ代替機を受取ることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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