とにかく落ちる。しょっちゅう。そして、メガネが頻繁に外れてしまうことほどVRの現実逃避感を損うものはない。急に動かなければ問題はない。
永久に使えないアイデアだとは言っていない。この手のデバイスがそう遠くない未来に実用になる可能性はある。しかし今のところ、現実とつなぐためのケーブルは多すぎるし、メガネは重すぎる。よく知らないが、80年代にはこういうサングラスバンドを使う人たちがいたのかもしれない。今となっては不必要な問題に対するエレガントでない解答に思える。
残念な名前のVRスタートアップ、DloDloは既に次世代製品の話をしている ― もっとスリムなワイヤレス版だ。それが出来たときには、もう一度この話ができるに違いない。しかし現時点では、「おいみんな、VRサングラスだぜ」というかけ声以上にはアピールしそうにない。
VRサングラスを試してみた。普通のヘッドセット以上の機能はない ― 実際、今出ているほとんどのVR製品よりも没頭性は低い。それでも、これをかけると、RiftやViveよりも、映画『ゼイリブ』に出てくるロディー・パイマーにように見えるので、究極的には何か意味を持つのかもしれない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)