WannaCryのヒーローの支持者グループ、クラウドファンディングで裁判費用を募金

先週末、セキュリティコミュニティーはMarcus Hutchinsの裁判費用を募るファンドを開設した。HutchinsはWannaCryと呼ばれるマルウェアの拡散を防いだことで有名な研究者だ。しかしHutchinsは、マルウェア技術者としても知られており、先週FBIは、2014年に蔓延した銀行システム用トロイの木馬、Kronosの配布に関わったとしてHutchinsを逮捕した

ウィスコンシン州で火曜日(米国時間8/8)に行われる審問を控え、多くのHutchinson支持者たちが彼の裁判費用を賄うための寄付を募った。ファンドはSymantecのサイバーセキュリティ責任者、Tarah WhellerおよびTor Ekeland率いるIT法律事務所が立ち上げた。

「われわれコミュニティーは、罪状の詳細については知らないが(現時点で詳しい発表はない)、米国で犯罪に問われた際、誰もが法的防御と弁護を受ける権利を持つことは認識している、と募金ページに添えられたメッセージにWheelerが書いた。

Ekelandによると、LawPayが運営するこのファンドは、GoFundMeの代替策として作られた。募金ページの人気は非常に高く、ダウンしたこともあったが、Hutchinsの支持者たちは募金趣旨の十分な説明に努めている。

「このファンドはGoFundMeが法的保護ファンドの扱いを拒否した後、急遽われわれが関与して週末に設定した」とEkelandがTechCrunchに語った。「反響は良好で多くの人たちが寄付している。これまでは説明する機会がなかっただけだ」。

TechCrunchはGoFundMeと連絡を取り、Hutchinsの裁判基金を拒否した件についてコメントを求めている。

Hutchinsは様々な罪状で告発されており、Kronosコードを作成し ―― 実際法的に難しい領域 ―― AlphaBayで販売したことがその一つだ。AlphaBayは違法なオンライン市場で、先月大掛かりな手入れがあり閉鎖された。Hutchinsonは、8月4日にラスベガス裁判所で無罪を主張しており、明日ウィスコンシン州(告発のあった場所)で審問を受ける。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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