WaymoはLyftと提携し、アリゾナ州フェニックスにて自動運転車両を配車サービスに導入し、商業ロボットタクシーサービスを推し進めることになる。
WaymoでCEOを務めるJohn Krafcik氏によれば、同社は数カ月のうちにLyftのプラットフォームに10台の自動運転車両を導入する。Waymoの車両が導入されれば、地域のLyftユーザーはアプリから直接Waymoを選択することができる。
Krafcik氏は米国時間5月7日に投稿されたブログ記事にて、「この提携の第一歩は、LyftユーザーにWaymo車両を紹介し、多くの人に初めての自動運転車両を体験してもらうことだ」と綴っている。
両社の提携の詳細は明かされていないが、これはLyftと自動車サプライヤーかつ自動運転ソフトウェアを開発している米Aptivとの提携と似ているようだ。両社の提携のもと、ラスベガスにてLyftのプラットフォームにAptivの自動運転車両が導入されている。2019年4月時点で、同地域ではLyftのアプリから4万回以上の有料での自動走行サービスが実施された。
Waymoはここ数カ月、フェニックスにおける自動走行車両の配車サービスを強化している。4月には配車サービスが開始され、同時に「Waymo One」アプリをGoogle Payストアで提供することでより広く利用できるようになった。
Alphabet傘下の企業としてスピンアウトしたWaymoは、昨年12月にフェニックスにてWaymo Oneをローンチした。自動走行車両によるWaymo Oneとそのアプリは、以前はフェニックス地域の初期プログラム参加者のみが利用でき、テスト済みの一般市民による自動走行ミニバンでのサービスが予定されていた。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)