昨日配布が開始されるはずだったWindows 10 Spring Creators Updateがまだやって来ないのはどうしたわけかといぶかっている読者も多いだろう。どうやら、かなり長く待つことになりそうだ。Windows CentralのZac Bowdenの記事によれば、Microsoft が今回のアップデートに重大なバグを発見したため、リリースは「2、3週間遅れる」可能性があるという。
Microsoftが今年の春のクリエーターズアップデートの日付は4月10日だと公式に発表したことはないので同社はアップデートをできるだけ早く出荷するよう強い圧力を受けているわけではない。
とはいえ、予定がこれほど遅れるというのはユーザービリティーかセキュリティー関係の重大なバグが発見されたのだろう。プレビュー版を試用したとき、私は特に不都合を感じなかったから問題はセキュリティー方面にあったのだと思う。
Microsoft自身はこの問題について異例なほど沈黙を守っている。もちろん同社としては不完全な製品版を急いでリリースするより、当面プレビュー版のアップデートを続けながらバグを潰していくほうよい。
情報をつかんだ。MicrosoftはCreators Updateのロールアウトを4/10に予定していた、しかしこの週末重大なバグが発見され、配布は延期された。7133.73で修正されているのか、新たなパッチがリリースされるのかは不明。RS4は2、3週間後に発表となる可能j性がが高い。
プレビュー版を利用した体験からいえば、今回のSpring Creators UpdateはWindows 10のアップデートとしてもっともエキサイティングなものだと思う。特にアプリの作業履歴を全デバイスで記録して即座に呼び出せるクロスプラットフォーム・タイムライン機能はすばらしい。
そういうわけでCreators Updateのリリースは各方面から強く期待されていたが、同時にやや奇妙な点もあった。 これはMicrosoftのWindowsの責任者、Terry MyersonがMicrosoftを去ることを発表した後、最初のメジャーアップデートになる。またメディアはそろって「春のクリエーターズ・アップデート」と呼んでいるものの、Microsoft自身はこのアップデートの名称を明らかにしていない。おそらく来週以降、各種の情報が入ってくるだろう。Microsoftとしては5月のBuildデベロッパー・カンファレンスまで、あるいは少なくとも春の終わりまでにはリリースする必要を感じているだろう。
読者がこの件に関して何か情報をお持ちならfrederic@techcrunch.comにメールするかTwitterでDMしていただきた。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)