YouTubeがショッピング向きになる。同社は今日(米国時間9/29)新しい広告ユニット、ショッピング広告を発表した。
Google傘下のビデオサイトはこの数ヵ月間この方向へ動いており、関連コンテンツ(商品を含む)のカードや、広告主が商品データをカードにできるショッピング向けTrueViewを導入した。
「どちらも広告主がショッピング向けビデオを作るための優れた機能だが、ショッピング広告はこの機能をYouTubeの全ビデオで使えるようにするものだ」と同社は言う。
重要なのは、Googleが広告主にはYouTubeで商品を宣伝して消費者がビデオから直接購入できるようにしてほしいと、本気で考えていることだ。
つまり、ユーザーがYouTubeで何かを見ていると、画面の右上隅に情報アイコンが出てくる。アイコンをクリックすると関連カードが表示されその中の商品広告をクリックすると店のウェブサイトに飛ぶ。
これは最近発表されたPurchases On Google[Googleで買う]とは別物で、そちらはモバイル広告主が消費者をGoogleホストの商品ページに転送する。
Googleによると、しくみはGoogle検索のショッピング広告と同様にオークションモデルで、コンテキストと視聴者に応じたターゲティング(広告は自分あるいは今見ているビデオと何らかの関係があるかもしれない)が行われ、広告主はウェブサイトまで到達したクリックにのみ料金を支払う。
YouTubeは、商品ビデオ(レビューやチュートリアル)の視聴はこの一年間で40%成長したと言っている。この種の広告はそれらのビデオを収益化する自然な方法だ。Googleはアドバタイジング週間中にこれを発表したが、テストが始まるのは今秋からだと言っている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)