ちょっとしたリークがあったのに続いて、SonosとIKEAは登場以来3年になるホームスピーカーであるSymfoniskシリーズの最新モデルを発表した。「Picture Frame」(「額縁」の意)という名前の通り、中型のフラットパネルスピーカーで壁にかけたりスタンドを使って棚に置いたりすることができる。
Symfoniskシリーズの他の製品と同様に、Picture Frameも個性を廃し環境に溶け込むように設計されている。これはここ数年の業界の方向性であり、周囲の装飾に合うような布製の外装で、程度の差こそあれ背景から浮くことがない。
Picture Frameのフォームファクターは当然この方向性を拡張したもので、机上のスペースを片づけずに設置できる。アーティストのJennifer Idrizi(ジェニファー・イドリッジ)氏がデザインしたフロントグリルは黒または白で、IKEAは音の振動を可視化するサイマティクスからヒントを得たと説明している。周囲に合うシンプルなデザインだが、同社は別デザインの交換用パネルも2枚1組、20ドル(約2200円)で販売する。
Picture Frame自体は199ドル(約2万2000円)で安くはないが、Sonosのハードウェアとして理解できる価格ではある。Wi-Fiを内蔵し、Sonosの他のハードウェアと接続でき、100種類のストリーミングサービスを利用できる。音量調整と再生 / 一時停止のボタンを備え、設置する場所に応じて電源ケーブルの配置を変更できるなど細かな調整が加えられている。
Picture Frameは2021年7月中旬までにオンラインとIkeaの店舗で販売が開始される予定だ。Symfoniskシリーズにはランプスピーカーや従来型の四角いスピーカーもあり、価格は100〜200ドル(約1万1000〜2万2000円)となっている。
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カテゴリー:ハードウェア
タグ:Sonos、IKEA、スピーカー、コラボレーション
画像クレジット:Ikea/Sonos
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(文:Brian Heater、翻訳:Kaori Koyama)