IKEAがスウェーデンの家庭にクリーンエネルギーを販売へ

IKEA(イケア)はスマートライトを売るだけではない。対象となる国で間もなくそうしたライトに供給する電気も販売するようになる。Strömmaサブスクサービスを通じてクリーンエネルギーをスウェーデンの家庭に販売する計画を同社が明らかにした、とElectrekが報じている。顧客は料金を払うと認証された太陽光あるいは風力発電の電気が供給され、使用量はモバイルアプリで追跡できる。

家具大手のIKEAはクリーンエネルギーの販売を他国でも展開するとは言っていないが「すべてのIngka Groupマーケット」で2025年までに人々が再生可能エネルギーを使ったり発電したりできるようになることを望んでいた。

IKEAがエコフレンドリーな取り組みを行うのはこれが初めてではない。非LEDライトの販売を止め、間もなく再充電できないタイプのアルカリ電池の販売もやめる。さらにはスウェーデンの都市を持続可能なコミュニティに変えることも計画している。間違いなくこうした取り組みは同社のイメージ向上につながる。クリーンエネルギーソースとしてサービスを提供することで同チェーンの環境負荷についての懸念も解決できる。

かなり大きな動きだが、他の大手家具メーカーが今後追随したとしても驚きではない。単に、二酸化炭素排出を減らすことができる気持ちの良い努力というものではなく、余剰クリーンエネルギーの販売はコストを回収し、利益を押し上げるかもしれない。

編集部注:この投稿はEngadgetに掲載された。著者Jon FingasはEngadgetの寄稿ライター。

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カテゴリー:EnviroTech
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(文:Jon Fingas、翻訳:Nariko Mizoguchi

SonosとIKEAの最新コラボは額のように壁にかけられるスピーカー

ちょっとしたリークがあったのに続いて、SonosとIKEAは登場以来3年になるホームスピーカーであるSymfoniskシリーズの最新モデルを発表した。「Picture Frame」(「額縁」の意)という名前の通り、中型のフラットパネルスピーカーで壁にかけたりスタンドを使って棚に置いたりすることができる。

Symfoniskシリーズの他の製品と同様に、Picture Frameも個性を廃し環境に溶け込むように設計されている。これはここ数年の業界の方向性であり、周囲の装飾に合うような布製の外装で、程度の差こそあれ背景から浮くことがない。

画像クレジット:Ikea/Sonos

Picture Frameのフォームファクターは当然この方向性を拡張したもので、机上のスペースを片づけずに設置できる。アーティストのJennifer Idrizi(ジェニファー・イドリッジ)氏がデザインしたフロントグリルは黒または白で、IKEAは音の振動を可視化するサイマティクスからヒントを得たと説明している。周囲に合うシンプルなデザインだが、同社は別デザインの交換用パネルも2枚1組、20ドル(約2200円)で販売する。

Picture Frame自体は199ドル(約2万2000円)で安くはないが、Sonosのハードウェアとして理解できる価格ではある。Wi-Fiを内蔵し、Sonosの他のハードウェアと接続でき、100種類のストリーミングサービスを利用できる。音量調整と再生 / 一時停止のボタンを備え、設置する場所に応じて電源ケーブルの配置を変更できるなど細かな調整が加えられている。

Picture Frameは2021年7月中旬までにオンラインとIkeaの店舗で販売が開始される予定だ。Symfoniskシリーズにはランプスピーカーや従来型の四角いスピーカーもあり、価格は100〜200ドル(約1万1000〜2万2000円)となっている。

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カテゴリー:ハードウェア
タグ:SonosIKEAスピーカーコラボレーション

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(文:Brian Heater、翻訳:Kaori Koyama)