自動車の整備・修理出張サービス「セイビー」の開発・運営を行うSeibiiは6月30日、シリーズAラウンドにおいて、第三者割当増資による総額8億4000万円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、リードインベスターのグロービス・キャピタル・パートナーズ、またCoral Capital、 エンジェル投資家の有安伸宏氏。調達した資金は、事業成長の核であるテクノロジー強化に向けたエンジニア採用活動、サービス認知拡大へのマーケティングに活用予定。累計調達額は約10億円となった。
2019年1月設立のSeibiiは、「人とモビリティとの新たなストーリーを創る」をミッションに掲げ、車の整備・修理・パーツ取付などの出張サービス「セイビー」を展開。スマホやPCから、日時やメニューを選んで事前予約・事前決済を行うと、予約した時間に国家資格を持つ自動車整備士が自宅などに出張する。また、車について詳しくない方やメニューに悩む方を対象に、サービスぺージから自動車整備士にチャット相談(無料)を行えるようにしている。
セイビーの特徴である「出張」を前提としたビジネスモデルにより、来店や待ち時間不要で時間を節約できる上、店舗の相場価格と同等以下という料金設定を実現しているという。
関連記事
・オンデマンド自動車修理の「Wrench」が22億円を追加調達
・自動車修理業者の業務をデジタル化するAutoLeap、顧客との関係性「修復」を支援