6秒動画のVine、ウェブへの埋め込みをサポート。FacebookやTwitterへの共有機能も拡充

Vineファンの方は既にご存知だろうが、Twitter社の運営するVineが、小さな、しかしかなり重要なアップデートを行った。作成したビデオをウェブに埋め込むことができるようになったのだ。埋め込みにあたっては二つのスタイルから好きな方を選ぶことができる(SimpleというものとPostcardというスタイルが選べる)。埋め込みリンクの生成はモバイルデバイス上から直接行うこともできるし、Vine.coのページで行うこともできる。

モバイルデバイス上で埋め込み機能を可能にするにはiTunes App Storeから最新版をダウンロードする必要がある。ご存知だろうが、Android版Vineはまだ存在しない。iOSデバイス上で埋め込み用リンクを取得するには、右下にある「more」ボタン(「…」のような表示のボタン)をクリックする。そして「Share Post」を選択して、そこに表示される「Embed」を選べばOKだ。コードが表示されるので、これをコピーするかメールで送って利用することができる。

埋め込み時に「Simple」を選ぶとVineのビデオのみが埋め込まれることになる。「Postcard」を選択すると、ビデオの上に撮影者名と日付が表示されるようになる。あわせてビデオに付した説明が下部に表示される。サイズは320px、480px、あるいは600pxから選ぶようになっている。

また、今回のアップデートによりFacebookおよびTwitterでシェアする機能も拡張された。自分の投稿した動画はもちろん、人の投稿した動画でも「Share」画面からTwitterやFacebookで共有することができる。但し、何度も重ねて共有することはできないようになっている。

「Vineを始めたとき、利用者の方々からの投稿を、人びと、風景、着想、ないし何かしらのモノを移すための『窓』であると位置づけていました」とVineのGMであるDom Hofmannは語る。「今回のアップデートにより、さまざまな場所からこの『窓』を覗きこむことができるようになったのです」とのこと。

何度か記事にも示しているが、Vineは大手ブランドからの引き合いも多くなっているようだ。新しい機能を紹介するブログ記事の中で、Vineを利用しているMLBCBS、およびUSA Todayなどにも言及している。少し前には映画ウルヴァリンが従来型の予告編映画を公開する前に、Vine上で「トゥイーザー」を流すという出来事もあった。最近の記事によれば、他にもGE、Urban Outfitters、Lucky Mag、Neiman Marcus、Walgreenなど、多くの企業がVineを使い始めているようだ。

最新版のVineはこちらからダウンロードすることができる。

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(翻訳:Maeda, H)